▲ 実業家・前澤友作氏 FCCJで会見 ©桝田/JPNews
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国際宇宙ステーション(ISS)の日本の民間人初の滞在者となった、ZOZO創業者の前澤友作氏が、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を行った。前澤氏は、12月8日から約12日間滞在し20日に地球に帰還。23日に日本に帰国したが、新型コロナウイルス感染症の水際対策措置の自主隔離を2週間行い、7日(金)、隔離後初仕事の記者会見となった。2023年に計画している月旅行について「1年ほど前に公募で募集をかけて、世界中から100万人の応募があり、その選考が最終段階の8人を選ぶところにきています。23年までに数名追加して10名から12名くらいで、月の裏側をまわって帰って来る6日間くらいの周回旅行に出かける予定になっています。今年の早い段階で、最終メンバーをお披露目できる機会が来ると思います。」と発表。今回の宇宙滞在については「正直、無重力をナメてました。事前に無重力状態を20数秒間一時的に作り出す、パラボリックフライトをやりましたが、そこで味わう無重力と、常時生活の中にある無重力状態とは全然違って、最初は不自由がありました。後半はだいぶ慣れて楽しくなってきたのですが、逆に帰ってきて、地球の重力の1Gがこんなに威力絶大だったと改めて痛感して、地球の1Gってこんなに重かったんだと再確認できてよかったです。」と、感想を述べた。ステーション内では、常に浮いた状態で、サーバー室のような機械音がずっと聞こえていて、とにかく眠ることが大変だったようで「持って行った愛用のタオルに包まれることで安心して眠ることができました。」と、一番役に立った持参品を明かした。子供たちの夢である宇宙旅行だが、重力加速度がかかる今の渡航手段では、子どもや一般人の多くの人には難しいと感じたようで「ロケットじゃない渡航手段が出来ることを期待しています。」と語った。そして「夢や勇気があれば、そこには平和も付いてくるっていうざっくりした感じなんですけどそう思っているので、夢を持つ大切さを伝えていけたらなと思います。」と言い「僕は宇宙に行って、ずっと地球に住みたいなと思いました。なので、大事に大事にしていくべきだと思っています。風があること、匂いがあること、季節があること、地球って凄いなと思いました。宇宙に行くと、地球に夢中になりますね。」と、改めて地球の素晴らしさを伝えた。最後に「ずっとずっと先には、日本の宇宙産業とも何か出来ることを検討していきたい。」と、会見を終えた。
▲ 実業家・前澤友作氏 FCCJで会見 ©桝田/JPNews
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